2007年6月9日
「ドリームコンサート」は韓国芸能制作者協会が主催し、1995年から毎年開催されている韓国最大級の音楽イベント。この年の出場者は東方神起、 イ・ヒョリ、Epik High、sg WANNA BE+、天上智喜、SUPER JUNIOR、KARA、Wonder Girlsなどであった。
東方神起はラストでの登場。人気の若手アーティストが多数集結する同イベントにあってラストを務めるということが、韓国内での東方神起の人気の高さを示している。
この日、東方神起が披露したのは『“O”-正・反・合』と『Rising Sun』の2曲。”SMパフォーマンス”を代表するこれらの激しいダンスナンバーを立て続けに踊ることは体力的負荷が高い。
東方神起のパフォーマンスが終わると直後に閉会式が始まり、出場者全員が壇上に立ち並んだ。東方神起も同様に壇上に現れたが、直前まで激しく踊っていたため、全員汗だくになりながら息を整えていた。
日本活動と並行する韓国活動
当公演は、東方神起がちょうど日本で「Five in the Black」ツアーの真っ最中、さらにシングル『Lovin’ you』の発売を6月13日に控えプロモーションを展開していた時期だった。
2007年は東方神起が日本活動に専念し、韓国活動を行っていなかった時期として知られる。ただし、それは韓国でアルバム活動を行わなかったという意味だ。
実際、東方神起は活動の主軸は日本に置きつつも、その合間にアジアツアー「O」やその他の韓国でのイベントに出演していた。
韓国の活動と、日本の活動があって、それ以外は他のアジアの国の活動がありますから、嬉しいことですけど体力勝負ですね。(ジェジュン)
雑誌「月刊アピーリング」2007年5月24日発行
2007年の韓国ドリームコンサートも、このように単発で展開された韓国活動の一例だ。
この頃、メンバーたちは日本でのツアーやプロモーション活動も並行する中、体調管理に気をつけていたようだ。
(体調管理で気をつけていることを問われて)僕はとくにないんです。ノドの調子が悪い時とかは、逆に無理をしないでいろんなことはしないようにします。余計悪くなっちゃうタイプなんです。(ジェジュン)
雑誌「月刊アピーリング」2007年5月24日発行
ジェジュンの体調管理法は無理をしないことのようだが、他のメンバーも規則正しい生活や食事やトレーニングなど、それぞれが体調管理に気を配っていたことが伺える。
約一週間後には日本で大一番の武道館公演も控える中、緊張感を持った中での韓国でのイベント出演であったとみることができるだろう。
DVD
東方神起は翌年の韓国ドリームコンサート(2008)にも出演し『Rising Sun』を踊るのだが、2007年のパフォーマンスと比べると、同じ振付でもまるで別人のように異なる印象だ。
隅々まで意識の集中を感じさせる2007年とダイナミックでパワフルな2008年、両方の『Rising Sun』をDVDで見比べてみるのも面白い。