2007年2月23日
東方神起二度目のアジアツアー「O」では6都市13公演を行った。
スタートとなる2月のソウル公演は、前年の「Rising Sun」ツアーと同じオリンピック公園体操競技場(収容人数1万~1万5千人程度)で開催された。
ソウル公演のチケットの前売り状況は 「Rising Sun」ツアーの時と同様に非常な人気であり、チケット販売サイトでは発売開始と同時に30万人がアクセスし一時サイトがダウンするほどだった。
ツアー日程および開催地
2007年2月23日 ソウル
2007年2月24日 ソウル
2007年2月25日 ソウル
2007年10月5日 台北
2007年10月26日 ソウル
2007年10月27日 ソウル
2007年10月28日 ソウル
2007年11月24日 クアラルンプール
2007年12月15日 バンコク
2007年12月16日 バンコク
2008年5月10日 台北
2008年5月31日 上海
2008年6月12日 北京
セットリスト
2007年2月のソウル公演のセットリストは以下の通り。
1. Phantom (幻影)
2. Million Men
3. The Way U Are
4. Rising Sun
5. One
6. ミドヨ (I Believe)
7. You’re My Miracle(世界にひとつだけの気持ち)
8. My Page(ジュンス ソロ)
9. One Last Cry(ユチョン ソロ)
10. Spokes Man(ユンホ ソロ feat. Donghae from Super Junior)
11. Hey! Girl
12. I Wanna Hold You
13. When I First Kissed You(チャンミン ソロ)
14. Crying(ジェジュン ソロ)
15. DRIVE
16. You Only Love
17. Dangerous Mind
18. TRI-ANGLE (feat. Zhang Li Yin)
19. “O”-正.反.合.
20. Remember
21. 風船(Balloons)
22. Hi Ya Ya 夏の日
23. パボ (Unforgettable)
24. HUG
2007年10月のソウル公演では、セットリストに日本語曲『Sky』と『Love In The Ice』が追加されるとともに、『ミドヨ』に代えて『君のそばにいられたら(White Lie…)』が歌われた。
韓国のコンサートで日本語曲が選ばれた理由は、2007年に韓国での新曲のリリースがなかったことや、当時日本で出したCDは韓国でも公式販売されファンに親しまれていたことが考えられる。
今回は1回のステージで約25曲披露しました。だいたい2時間半から3時間くらいなんですが、ハードですがとても楽しかったです。(ジェジュン)
雑誌「月刊アピーリング」2007年3月23日発行
迫力を増すダンスパフォーマンス
当コンサートのコンセプトは“戦争と平和”で、序盤では軍服風の衣装で登場し『Phantom(幻影)』『Million Men』『Rising Sun』など立て続けに硬派なダンス曲を披露した。
ちなみにジェジュンはこの頃から、ダンスの要所でメリハリのある顔の表現を見せるようになっている。
以前はダンス中はどちらかというと表情に乏しい方だったジェジュンだが、当ツアーでの”表情管理”は、本人も意識してのものだったようだ。
今回は会場のファンのみなさんの一人一人の目を見ながら歌うという、距離の近い感じを出しました。(ジェジュン)
雑誌「月刊アピーリング」2007年3月23日発行
ジェジュンのソロステージ
ジェジュンが歌ったのは韓国のロックバンドFlowerの『Crying』(2001年)。
原曲はこちら。
1stアジアツアーでの『パルコルム(歩み)』に続きここでもロックを選択したことは後のファンにとっても非常に興味深いことだろう。
『Crying』 は愛する人との別れに激しく泣いて自らの感情を発露する“Cry”と、愛する人を自分のいない世界に毅然と送り出す“Don’t Cry”が交互に訪れる激情の歌である。
Flowerのボーカリストのコ・ユジンはこの曲のリリース当時20代半ばであり、ジェジュンがカバーした年齢より少し年上であった。
休暇からの復帰
話は前後するが、東方神起はこの年の年始にまとまった休暇をとり、休み明けの1月後半は『Step by Step』などの日本活動から始動した。そのため韓国活動は、当アジアツアー「O」 が年末の授賞式以来およそ50日ぶりのカムバックであった。
東方神起は国内外を飛び回る多忙さが報道されることはあっても、休暇について報じられるのは稀である。朝鮮日報の報道は次の通り。
東方神起は1日から約20日間、一切の芸能活動なしの完全な休みを取り、最高の休暇を楽しんでいる。
(中略)所属事務所のSMエンターテインメントの関係者は「東方神起のメンバーたちは大小の負傷をしながらも、デビューからずっと最高の活躍を続けてきた。昨年1年間、頑張ったことに対する感謝の気持ちと共に、今年の活動をスタートする前に十分な休息を取ってもらう意味で休暇を与えた」と説明した。
Chosun Online | 朝鮮日報-東方神起、20日間の休暇…大賞総なめの「ごほうび」
日本の雑誌のインタビューでは、ジェジュンが年始の休暇について次のように語った。
――お正月に10日間くらいお休みがあったらしいけど、ジェジュンは何をしたの?
「僕は友達と会って遊びに行ったり、家族のところへも遊びに行ってゆっくりしました」
――前、久々のお休みがあったとき、1日寝ていて気づいたら夜だったって言っていたけど。
「そうです!あの失敗があったから、休みの前の日も絶対に目覚ましをかけて起きるようになりました!今回は楽しい休みを過ごせましたから安心してください(笑)」
雑誌「WHAT’s IN?」2007年3月号
本当に久々の休みだったから、両親にも友だちにもいっぱい会って楽しい時間を過ごしました。本当に普通の時間だったけど、それがよかった。(ジェジュン)
雑誌「MUSIQ?」2007年4月号
上記の朝鮮日報では休暇が20日間、日本の雑誌では10日間と日数に食い違いはあるものの、仕事から離れて充電する時間が持てたのは貴重な出来事だったのではないだろうか。
試聴 (Apple Music)
DVD
輸入盤(リージョンコードがALLのバージョン)は字幕言語が日本語・韓国語・中国語から選べるようになっているので、輸入盤がおすすめだ。