東方神起 1stアジアツアー「Rising Sun」

2006年2月10日

東方神起は初のコンサートツアー「Rising Sun」を発表し、3都市6公演を行った。

2月のソウル公演はオリンピック公園体操競技場(収容人数1万~1万5千人程度)で、当初は3回を予定していたが、チケットの購入希望が殺到したため追加公演が決まった。この時チケット販売サイトには25万人がアクセスしたと言われている。この結果、ソウル公演は計4回となった。

ジェジュンは右膝の負傷により、2月のソウル公演ではダンスに参加できず、ダンサーが代役を務めた。その後負傷から回復し、7月のクアラルンプール公演以降はダンスに復帰している。

日程および開催地

2006年2月10日 ソウル
2006年2月11日 ソウル
2006年2月12日 ソウル
2006年2月13日 ソウル
2006年7月14日 クアラルンプール
2006年9月15日 バンコク

セットリスト

ソウル公演のセットリストはこちら。

1. Tonight
2. Hug
3. 君たちのものだから (I Wish…)
4. Whatever They Say
5. ミドヨ (I Believe)
6. TRI-ANGLE
7. Free Your Mind
8. Dangerous Mind
9. Dance Performance(ユンホ ソロ)
10. ヨウビ (Like Weather…)(ユチョン ソロ)
11. The Way You Make Me Feel + Caught Up(チャンミン ソロ)
12. 今のように(チグムチョロム)
13. Always There…(約束したその時に)
14. I Never Let Go
15. I Wanna Hold You
16. 魔法の城 (Magic Castle)
17. All Rise(ジュンス feat. Eunhyuk from Super Junior)
18. パルコルム (歩み)(ジェジュン ソロ)
19. Love After Love
20. 君はいつも
21. The Way U Are
22. Rising Sun
23. One
24. My Little Princess
25. Drive

セットリストは1stアルバム『TRI-ANGLE』と2ndアルバム『RISING SUN』を中心に構成された。『TRI-ANGLE』 からは9曲、 『RISING SUN』 からは7曲が選ばれ、残りは他のミニアルバム・シングルと、各メンバーのソロステージとなった。

なお各メンバーのソロステージはソウル公演のみで、クアラルンプールとバンコクの両公演には組み込まれていない。

初のソロステージ

ジェジュン以外のメンバーにとってソロステージは2005年の『Rising Sun Showcase』に続き2回目だが、ジェジュンにとっては当公演が初めてであった。

ジェジュンが歌ったのは韓国のロックバンドEmerald Castleの『パルコルム (歩み)』(1997年)。“パルコルム”は日本語で“歩み”の他に“足跡”や“足取り”とも訳されている。原曲はこちら。

ジェジュンがロックバラードを好むことは、DVD『All About 東方神起』(2006)のインタビューで明かされていたが、本格的なコンサートでの披露は当コンサートが初めてだ。

序盤はしっとりと徐々に濃厚に歌い上げるジェジュンの『パルコルム (歩み) 』は、当コンサートのセットリストにおいて異色の印象を与える。この曲選択は、グループ歌手としてはR&Bの路線を歩んでいても、一個人としてはロックが好きだったことの表れであろう。

この曲のメッセージ、すなわち満たすことのできない愛への囚われと、憎しみを拒否し自由に向かう静かな意思は、ジェジュンがソロ活動を通して掲げるテーマとの共通性が高い。『パルコルム (歩み)』というタイトルの通り、後にロック歌手に転向するジェジュンの最初の一歩として見ることのできるステージである。

ジェジュンは『パルコルム (歩み)』 が本当に気に入っていたようで、この頃の日本の映像では、空き時間にこの曲を歌っている姿が散見される。例えば『History in Japan Special』に収録された『Begin』の撮影風景や、テレビ西日本「ピィース!」 で放送された「Hear, Mind and Soul」ツアーのリハーサル風景(2006年7月7日放送)などだ。

試聴 (Apple Music)

ライブを音源化したアルバムには、 『Free Your Mind』のRemixバージョンと、ユチョンがソロで歌った『ヨウビ (Like Weather…) 』の東方神起バージョンが追加収録されている。

DVD

輸入盤(リージョンコードがALLのバージョン)は字幕言語が日本語・韓国語・中国語から選べるようになっているので、輸入盤がおすすめだ。

CD

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