東方神起 韓国ライブ「Rising Sun Showcase」

2005年9月10日

第2集アルバム『Rising Sun』の発売に先立ち、ミニコンサートとトークで構成されるショーケースが開催された。ショーケースという位置づけではあるものの、大規模会場である蚕室メインスタジアムの観客席が赤いペンライトで埋め尽くされ、通常のコンサートさながらの華やかな雰囲気となった。

ジェジュンは当イベントの数日前に右膝を負傷して入院したことが報じられており、状態が懸念される中での出演であった。

ショーケース当日

おなじみのデビュー曲『Hug』に続いて、第2集アルバム『Rising Sun』から『パボ(Unforgettable)』と『Rising Sun』の2曲が披露された。さらにトークと各メンバーのソロパフォーマンスが行われた。

ジェジュンはダンス曲『Rising Sun』とソロパフォーマンスは行わず、『Hug』 、『パボ(Unforgettable)』 、トークのみの出演であった。この時のジェジュンの状態は、詳しくは後述するが、歩行できず車椅子で移動しなければならないほどだった。

トークでは、負傷中のジェジュンを気遣うようにメンバーが優しい口調で語りかけた。

ジェジュンの回復をみんなで祈ろう。(ユンホ)

もう終わりを迎える今年、最後の願いはジェジュンヒョンの怪我が一日も早く治ることです。それだけです。早く怪我を治して、5人一緒にファンの前に元気な姿で戻ってこよう。(チャンミン)

VCD『Rising Sun Showcase』

メンバーからの言葉に俯いて微笑みながら耳を傾けるジェジュンには、観客から一際大きな声援が送られた。

右膝の怪我

ジェジュンが右膝を負傷したのは9月6日、ダンスのレッスン中のことであった。ジェジュンはすぐに病院に運ばれてそのまま入院し、その後手術を行った。報道では以下のように伝えられている。

ジェジュンは今月中旬に発売される2ndアルバム『Rising Sun』の振付練習の途中、ひざの痛みを訴えて医師の診断を受けた結果、右ひざ関節外側の軟骨の一部が破裂していることが明らかとなった。ジェジュンは本日8日、手術を受ける予定であり、担当医は 1週間ほど安静にしていれば、活動に支障はないと伝えた。

東方神起 ジェジュン負傷でカムバック延期 │韓国音楽K-POP│wowKora(ワウコリア) (wowkorea.jp)

「一週間ほど安静に」とのことであるが実際は4日後に「Rising Sun Showcase」に登場しており、無理を押しての出演であったことが察せられる。

この後もしばらく松葉杖での生活が続き、数カ月間ダンスへの参加が制限されることとなった。ジェジュンにとってデビュー以来初めての大怪我であり、心身ともに試練であったことが本人のコメントからも伺える。

とても残念でした。悔しかったです。メンバーに申し訳ないという気持ちでいっぱいだったし、ファンの皆さんに心配かけてごめんなさい、という気持ちになりました。

2006年雑誌「AREANA37℃」2005年11月号

ケガをしていても、僕は活動をしたいという気持ちがあったから、心と身体が一致しなくて大変でした。思い通りにできない悔しさとストレスで、俺は不幸な人間だ……と思ってました。ホントに落ち込んだけど、メンバーにはそんな自分を見せたくなかったし、4人も僕に対して“大丈夫?”って言わずに、いつもどおりに接してくれたことがうれしかった。

雑誌『WHAT’s IN?』2009年2月号

VCD

VCD『Rising Sun Showcase』がSMエンターテインメントから発売された。韓国のコンサート映像で発売されたものとしては最も古いアイテムである。生産枚数が少なく中古でもあまり出回っていないレア品である。

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