2007年7月30日
SOUL POWER Summit(ソウルパワーサミット、以下“SOUL POWER”)とは、ソウル・ミュージックをテーマにした日本のライブイベント。鈴木雅之、ゴスペラーズ、Skoop On Somebody(以下SOS)が発起人となって2006年にスタートし、直近では2019年に開催されている。
2007年は東京(2公演)と大阪(1公演)で開催され、東方神起はゲストアーティストとして参加した。
セットリスト
セットリスト全体のうち、東方神起の参加曲はこちら。
・Choosey Lover
・Try My Love
・Heart, Mind and Soul(TAKEと共演)
・Love in the Ice
・永遠に(ゴスペラーズと共演)
・Won’t Be Long(出演者全員)
日程および開催地
7月30日 東京(日本武道館)
7月31日 東京(日本武道館)
8月11日 大阪(大阪万博記念公園 もみじ川芝生広場)
ソウル・ミュージックをめぐる縁
“なぜ東方神起がソウルというジャンルのイベントに?”という疑問は、この記事の読者だけでなく、当時のファンも抱いたことであろう。
音楽史的にゴスペル、R&B、ソウルはルーツを共にする。
東方神起は韓国での結成当初からR&Bを志向し、アカペラを売りにしてきたから、彼らの音楽がソウルと親和性が高いことは想像に難くない。
しかし東方神起は、ゴスペルやソウルといった比較的ニッチな分野よりは、より大衆的なR&Bの路線を一貫して歩んできた。
そのため、SOUL POWERのようにコアなファン層を持つイベントへの参加は珍しい。
SOUL POWERへの出演の経緯について、エイベックス社長の松浦氏は次のように語る。
東方神起とゴスペラーズさん、Skoop On Somebodyさんとのつながりは、実はすでに1年以上前からあり、また日本の尊敬するアーティストとして、両アーティストの名前をあげていたところもあります。
ゴスペラーズさんとは、「明日は来るから」の作曲家さんがゴスペラーズさんの「永遠に」と同じ方で、作曲家さんつながりでゴスペラーズの村上さんが1stツアーを見に来てくれた経緯があり、また東方神起も今年、ゴスペラーズさんのライブを見に行かせてもらったりしました。
東方神起 SOUL POWER 出演! | 松浦勝人オフィシャルブログ「仕事が遊びで遊びが仕事」Powered by Ameba (ameblo.jp)
松浦氏の言葉にもあるように、出演の背景には様々なアーティストや音楽関係者との縁がある。そして、その縁は東方神起の日本活動初期にまでさかのぼる。
例えば、東方神起の2004年の初来日から2006年の『Begin』まで音楽制作に関与したプロデューサーの松尾潔氏。
R&Bやゴスペル、ソウルに造詣が深いことで知られる松尾氏は、当時すでにSOUL POWERのホストである鈴木雅之やSOSの作品をプロデュースしていた。
東方神起の『明日は来るから』のプロデューサーは松尾氏、作曲者は妹尾武氏である。妹尾氏はゴスペラーズの代表曲『永遠に』の作曲者として知られ、鈴木雅之へも楽曲提供を行ったことがある。
東方神起は日本活動初期、松尾氏や妹尾氏などの音楽関係者と出会い学びながら、ゴスペラーズやSOSを始めとする日本の著名なR&Bシンガーの音楽を聴き、インタビューなどで度々憧れを口にしていた。
特にゴスペラーズは、東方神起が目標と語ったこともあるほどの存在だ。
黒沢:彼らは以前から、ゴスペラーズのことを好きだって言ってくれて、この前僕たちのライヴにも観に来てくれたんですよ。
安岡:終演後楽屋に来てくれて、第一声「愛してます」「尊敬してます」って言ってくれた。(笑)ありがたいです。
酒井:彼らは日本語すごく上手なんですよ。ビックリするくらい。
村上:音楽とか文化とかも、すごく勉強してるしね。
「SOUL POWER TOKYO / NANIWA SUMMIT 2007」公式パンフレット
(東方神起とは)何度か会ってますね。そういう積み重ねはあって。
僕らからすると、ヴォーカル・グループというスタイルはまだまだアジアでは定着してないと思うんですけど、好きな音楽のニュアンスが一緒なら、一緒にやれるかなと思って今回声をかけさせていただいたんですけどね。(ゴスペラーズ村上)
「SOUL POWER TOKYO / NANIWA SUMMIT 2007」公式パンフレット
SOUL POWERが目指す音楽とその魅力
SOUL POWERはホストの鈴木雅之、ゴスペラーズ、SOSの音楽哲学が色濃く反映されている。バンドは全て生演奏で、実力と知名度のあるソウルシンガーばかりが集う。
鈴木雅之、ゴスペラーズ、SOSは当時30代~50代。そこに若手アーティストを加えることでよりフレッシュなイベントにしたい意向があったとされ、若く歌の実力もある東方神起に声がかかった。
そもそもSOUL POWERとはソウルミュージックをこよなく愛し、互いにリスペクトし合う仲間達が集う音楽の祭典。
(中略)アーティスト同士がセッションを重ねながら展開していく熱く楽しくゴージャスなステージと、そこから生まれる和気あいあいとしたハッピーな雰囲気が魅力だ。
GOSMANIA No. 46(ゴスペラーズ ファンクラブ会報誌)
中でもアーティスト同士のセッションは最大の特色。セトリには、組み合わせを様々に変えたコラボがふんだんに盛り込まれる。
例えば、SOSのTAKEとゴスペラーズ村上のユニット“武田哲也”、鈴木雅之とゴスペラーズ黒沢の“エナメル・ブラザーズ”、鈴木雅之とSOSのTAKEのセッションといった具合だ。
持ち歌発表会で終わるのではなく、さまざまなセッションでどれだけミュージシャンシップを見せられるかというのが、このイベントの最大の面白さになってると思うんです。(ゴスペラーズ酒井)
雑誌「PATi PATi」2007年10月号
東方神起も例外ではない。東方神起単独でのパフォーマンスだけでなく、SOSのTAKEと『Heart, Mind and Soul』の共演、ゴスペラーズと『永遠に』の共演がセトリに組み込まれた。
“歌を聴くため”に集まってくれるお客さんがたくさんいるSOUL POWERのようなライブイベントは、韓国でも経験したことがなかったステージでした。
歌が好きで、歌を聴くために集まってくれたお客さんたちの前で歌うので、プレッシャーもありましたし、やっぱり緊張しました。(チャンミン)
雑誌「月刊アピーリング」2007年9月21日発行
ハイレベルなセッションと耳の肥えた客層を相手にどれだけ実力を発揮できるか、東方神起にとってはチャレンジの機会というわけだ。
リハーサル
2007年7月、ゴスペラーズ、SOS、東方神起が一堂に会してリハーサルがスタートした。
この前初めてゴスペラーズさんと会って一緒に練習する機会があったんです。イベント(“SOUL POWER SUMMIT 2007”)のリハーサルで。
そのときも本当に緊張しました。韓国のNaulさんに会ったときに感じたくらいの緊張感を日本で初めて感じましたね。
僕は日本でいちばんの男性グループ・アーティストだと思っています。(チャンミン)
ソニー・マガジンズ『SHINE 2ND ARTIST BOOK FROM TOHOSHINKI』2007年
さきほどもリハーサルしましたけど、前の方にゴスペラーズさん、後ろのほうにSkoop On Somebodyさんがいて、緊張して、歌がうまく歌えませんでした。(笑)
でもとってもほんとにやさしくしてくれて。意外に、想像していたよりカリスマたっぷりです。(ジェジュン)
「SOUL POWER TOKYO / NANIWA SUMMIT 2007」公式パンフレット
リハーサルの様子はSOUL POWERの公式パンフレットに収録されている。ゴスペラーズやSOSと練習する東方神起のメンバーらは、緊張感を漂わせつつも生き生きとした表情が印象的だ。
初めての生バンド
憧れの先輩アーティストとの共演ということのほかに、もう一つ特筆すべき点がある。それは日本で初めての生バンドでのパフォーマンスだ。
ソウルパワーはやっぱり、一番楽しかった部分は、バンドでやった。生バンドで。初めてやりましたね、生バンドは。(ユンホ)
DVD『History in Japan Vol.3』
“SOUL POWER TOKYO SUMMIT 2007”で初めてバンドと一緒に歌ったんですけど、迫力があるんです。(ジュンス)
雑誌「WHAT’s IN?」2009年9月号
東方神起はそれまでのバンドサウンドは全てトラック(事前に収録された音源、つまりカラオケ)であった。それがSOUL POWERでは生演奏となり、しかもそのバンドでSOSが演奏するのだ。
SOSは以前東方神起に『Heart, Mind and Soul』を提供していたが、実際に会うのはこの時が初めて。SOSのTAKEは、リハーサルの感想を次のように語った。
いやひとつびっくりしてるのは、普段トラックでやってる人たちって、ギターの音とかに反応しても、変わらないんですよ。トラックはトラックで、歌は歌で。
でも、彼ら(東方神起)の場合、ギターがこう弾いたら、歌い方はこう変えてみたりとか、すごいコミュニケーション、反応があるんですよ。だから、ひとりひとりの(音楽的)才能がすごいから、たぶんスタッフのみなさんも(彼らを)いい意味で野放しにしてるんだと思うんですよ。
正直、(今回は)こっちも、ここはこうで、とか、ここはこういう見せ方をしてください、なんていう細かい注文を用意してたんですよ。アレンジもそれにともなって2-3通り用意してたんですけど、(リハをやってみたら)まったく、もう「いい感じ」でね。(SOS TAKE)
「SOUL POWER TOKYO / NANIWA SUMMIT 2007」公式パンフレット
TAKEのコメントからは、予想以上の才能を示す若手を目にした嬉しさがにじみ出る。ゴスペラーズも、年代もキャリアも全く異なる東方神起に対し、アーティストとして共鳴できるところがあったようだ。
今回、東方神起もよく出てくれたと思いますよ。話してみると、思った以上に古い音楽も聴いていて、本当に歌が好きなんだなとわかる。20歳そこそこだけど、大事にしてるものが同じなんだなと。(ゴスペラーズ村上)
雑誌「PATi PATi」2007年10月号
ステージ本番
SOUL POWERのセトリはアーティストごとのブロックで構成される。前半では武田哲也、SOS、エナメル・ブラザーズ等が登場し、それぞれ数曲のパフォーマンスを行った。
東方神起の出番は中盤、後半に差し掛かる頃に始まった。キャーッという黄色い歓声が上がるが、東方神起ファンの割合は少ないため、客席の雰囲気はいつもの東方神起のライブとは全く異なる。
東方神起の曲選択は、持ち歌の中でもソウル感のある4曲。
まずはディスコ風の『Choosey Lover』で、バンドの効果でSOUL POWER調にアレンジされている。
2曲目の『Try My Love』は最もソウルらしいと言えるかもしれない。全員ハットをかぶって横一列にマイクスタンドの前で踊るパフォーマンスは2006年の「Heart, Mind and Soul」ツアーの時と共通。
ちょっと気取った“ソウルかぶれ”の演出にぴったりだが、前のブロックですでにハジけている先輩たちと比べると、むしろ爽やかすぎるくらいだ。
TAKEとの共演
ここまでのダンスナンバーを終えると、次はバラードへ。ユンホが曲紹介を始めた。
次の曲はホントに、東方神起にとって特別な曲です。どんな曲か?Skoop On Somebodyさんが作ってくれた曲です。今日はホントに特別なので、TAKEさんと一緒に歌います。(ユンホ)
アルバム『T』付属DVD、2008年
3曲目は『Heart, Mind and Soul』。TAKEさんどうぞ!という東方神起の呼びかけに応じてTAKEが登場した。
TAKEがソロ、デュエット、コーラスと多彩なコラボを見せると、それに呼応するように東方神起から硬さが取れ始めた。映像を見ると、この曲から東方神起が明らかにノッてきたことが分かる。
Love in the Ice
4曲目は新曲『Love in the Ice』。ライブでは初披露のため、このステージが試金石ともいえる。
その成果は如何かというと、結論からいえば彼らは渾身のパフォーマンスで会場を一つにすることに成功した。
特に曲の後半、ジュンスの“♪せつないほど~”からクライマックスに至ると客席の雰囲気が変わり、涙を流す観客もいたという。
この時の会場の熱気はDVD映像にも残されているし、インタビューでのメンバー自身の言葉からも知ることができる。
そこで僕たちがLove in the Iceという曲を歌ったんですけど、涙を……泣いちゃった方もいたし。(ユンホ)
僕は見たんですよ。その(泣いている)お客さんの顔を見たんですけど……すごいですね。ホント感動ですね。(ジェジュン)
DVD『History in Japan Vol.3』
さらに大阪公演では、ユチョンの最高音“♪Wah~”で、曲の最中にも関わらず、客席から堰を切ったように歓声と拍手が沸き起こった。
ゴスペラーズさんが主催した“SOUL POWER”に参加したときのことなんですけど、そのときって自分たちのファンがそんなにいなかったんです。
東方神起というグループの名前も存在も知らないお客さんがいっぱい会場にいたんですけど、自分たちのステージが終わったとき、本当に大きなたくさんの温かい拍手が起こって。完全に東方神起のライブを観たあとのお客さんの反応が変わっていたんです。
自分たちを知らない人たちの前で、良いパフォーマンスを魅せられたら、こういう反応が返ってくるんだって思ったら、自信が生まれました。(チャンミン)
雑誌「WHAT’s IN?」2009年9月号
10人の『永遠に』
東方神起としてのステージは『Love in the Ice』で終了したが、続くゴスペラーズのステージで『永遠に』が始まると、彼らは再び舞台に現れた。
ゴスペラーズと東方神起、10人での『永遠に』の共演である。
ゴスペラーズの巧みな誘導で東方神起がハーモニーに解け込むと、様々な組み合わせでのデュエットやコーラスが展開された。
曲中、ところどころ沸き起こる客席の拍手に東方神起は勇気づけられたようだ。黒沢とチャンミンがデュエットで盛り上げると、中間に立っていたジェジュンからは笑顔がこぼれるほどだった。
「永遠に」のブレイク後の♪あなたの~、は、武道館では俺がやったけど、最終日は東方神起に「行きなよ」と。イケると確信してたからね。(ゴスペラーズ黒沢)
雑誌「PATi PATi」2007年10月号
大サビの“♪あなたの~”は最も盛り上がる箇所。そこを任されたことは信頼の証といってもよい。
曲の最後は10人で、迫力のあるコーラスで締めくくった。
SOUL POWERが残したもの
東方神起のその後のインタビューを追うと、SOUL POWERがメンバーらの心に強烈なインパクトを残したことが分かる。
いろんな経験を積んだ年でしたね。一番大きかったのは〈SOUL POWER〉というイベントに出たこと。実力のあるアーティストが集まったイベントだったし、本格的なソウルを歌っている日本のアーティストさんと一緒にステージに立つ機会もそれまではなかったですしね。
特にゴスペラーズさんと共演出来たのは、アカペラについて深く考えさせられたし、実際に目の前で歌っているゴスペラーズさんたちを観ていて、“これがアカペラなんだ”って思ったんですよ。それ以来、僕らの意識も変わりました。(ユンホ)
雑誌「B-PASS」2008年2月号
生バンドで歌ったのも良かったし。そこで聴いてるお客さんの反応も、違いましたよね。
僕らの姿とかを見て“いい”って思うってことではなく、本当に僕らの音楽を楽しんでくれて、ノッてくれている感じがしたんです。いろんな意味でいい勉強になりました。(ジュンス)
雑誌「B-PASS」2008年2月号
メンバーらの言葉から伝わってくるのは、アーティストとして立っているステージを引き上げてくれるような、学びと成功体験。
彼らはコンサートの直後だけでなく、その翌年や翌々年になっても、SOUL POWERの思い出を語り続けた。
ステージ外での親交
東方神起にとってSOUL POWERが嬉しかった理由はもう一つある。それは憧れのゴスペラーズやSOSと仲良くなれたことだ。
実力のあるアーティストさんたちとのステージも、みんなが言うようにもちろん良かったし、それにゴスペラーズさんたちと一緒に裏でピンポンとかやったりしたんです。すごく優しくて感激でした。(ユチョン)
そうなんです!ピンポンしたんです!楽しかったです。すごく優しくて天使でした。(ジュンス)
雑誌「月刊アピーリング」2007年9月21日発行
あと、ゴスペラーズさんとSOSのTAKEさんと一緒にサッカーもしました。(ユンホ)
雑誌「PATi PATi」2007年10月号
電話番号も交換して、今度一緒にスタジオ入って曲を作るぞって。(ジェジュン)
――すごい!夢のコラボレーションだ。
早く実現させたいです!(ジェジュン)
雑誌「PATi PATi」2007年10月号
ハイテンションではしゃぐ東方神起の面々が目に浮かぶようだ。
ゴスペラーズも出演者との出会いを大切に考えていたため、東方神起との交流を嬉しく思ったのではないだろうか。
このイベントは出演者同士の繋がりが本当に強いんですよね。自分が出ていない時もステージに出ている人と一緒に歌ってるというようなね。(ゴスペラーズ黒沢)
GOSMANIA No. 46(ゴスペラーズ ファンクラブ会報誌)
そうそう、ゴスペラーズの出番の後には、ちょっと若者ぶって、東方神起と本気サッカーをやってしまいまして。この30代の体は完全にオーバーヒートしちゃいました。ステージ上で共演したときは、あんまり年の差を感じなかったけど、やっぱ確実に違いましたね(笑)。
東方神起は今のまま続けていったら、今の僕たちの歳には僕たち以上の存在になってるんじゃないかな。(ゴスペラーズ安岡)
雑誌「PATi PATi」2007年10月号
ゴスペラーズとの再会
2019年12月4日、フジテレビのFNS歌謡祭第1夜。日本でソロ活動を行っていたジェジュンは、クリスマスソングのコーナーへ出演し、槇原敬之と『チキンライス』を歌った。
そしてこの日、ゴスペラーズも同番組に出演。同じクリスマスソングコーナーなので、出演する時間帯も近い。
永遠に歌った後にジェジュンにハグされて、「最高でした!なつかしかったー。」と言われてちょっと泣けた。#FNS歌謡祭 #永遠に(ゴスペラーズ黒沢)
黒沢薫 Twitter (@K2spicy) 2019年12月5日
黒沢のTwitterでの投稿に対し、ジェジュンはリプライでメッセージを送った。
大変な時代に僕らを暖かく包みこんでくださった皆様です。 今日の永遠にも最高でした。 僕には忘れられない歌ですー久しぶりにお会い出来てすごく嬉しかったです。 是非また宜しくお願い致します!(ジェジュン)
ジェジュン Twitter (@bornfreeonekiss) 2019年12月5日
SOUL POWERの『永遠に』で、隣り合ってデュエットをしたジェジュンと黒沢。12年の年月が経過しても、その思い出は残り続けていたようだ。
“今度一緒にスタジオ入って曲を作るぞ” ――この熱い言葉が実現する日が来るのか、ひそかに期待して待つこととしたい。
DVD
7月31日の東京公演の映像はアルバム『T』の2CD+2DVDバージョンに収録されている。東方神起としてのステージの4曲だけであり、『永遠に』と『Won’t Be Long』は収録されていない。
『History in Japan Vol.3』では、SOUL POWERの一部に加え、メンバーらのインタビューを見ることができる。
雑誌
雑誌「PATi PATi」は最終日の大阪公演のライブレポートが掲載されており、SOUL POWERの雰囲気を知るのにおすすめだ。東方神起のインタビューも掲載されている。
東方神起がSOUL POWERについて語ったインタビューは以下の雑誌にも掲載されている。
小さな転機がいくつもあって 東方神起5人はそれを経験として吸収して成長していってたんだなあって思いました。
ジェジュンにとっては 音楽をきかせたい って思いが強くなった転機かな
ジェジュン、ゴスペラーズさんに一緒に曲を作ろうって言ってもらったの覚えてるかなぁ~。過去をたどるとこういう素晴らしいエピソードが沢山あるから病みつきですよ(笑)