2016年2月9日
ジェジュンが入隊前に準備した当公演は、ホログラム(=特殊な光を使って投影する立体画像)とジェジュンの録音音声、さらにバンドの生演奏を組みあわせてジェジュンのステージを再現したもの。
2月9日と2月10日に東京(代々木第一体育館)で、4月9日にソウル(YES24 LIVE HALL)で開催された。
コンサートを報じた2015年12月のアリランTVの映像はこちら。
当公演は完全にリアルなライブではないものの、兵役期間中にジェジュンに会うことのできないファンにとっては、アルバム『NO.X』とともにジェジュンの思いを感じることのできる貴重な機会である。
収録時の心境
事前の収録は、スタッフ以外は誰もいない中で行われた。
カメラのレンズに向かって一人で歌うことは、いくら観客の姿を想像しても感情を乗せるのが難しかったとジェジュンは語る。
(収録は)全く楽しくなかったです(笑)。楽しくなかったけど、入隊する前の男の気持ちというか…余計なことまで考えちゃって、ファンの皆さんは僕が兵役に2年行ってきた間に皆いなくなりそうで、不安に襲われてた時でしたから。
僕がしばらくこの席を外していても、皆はあらかじめ撮影しておいた僕と時間を過ごせるはず…そういう希望を持って一生懸命やりました。(ジェジュン)
Wonderwall「Kim Jaejoong K-Pop Music Art Class」Chapter 07、2021年
セットリスト
東京公演のセットリストは次の通り。
1. Just another girl
2. それ知ってる?(In Case Your Heart Forgets)
3. Breathing
4. All That Glitters
5. Closer
6. End of The Road
7. Life Support
8. Blues
9. Love You Death
10. Glamorous Sky
11. Good Morning Night
12. Welcome To My Wild World
13. Good Luck
14. Love You More
15. Mine
16. One Kiss
17. Run Away
MC
東京公演では最初のMCでジェジュンが「この前ね、新しいアルバムが出たじゃないですか?」と切り出し、観客にざわめきが起きた。
同月12日に発売された2ndフルアルバム『NO.X』のことを指しているのだが、当公演時点ではアルバムはまだリリースされていない。
どうやらジェジュンはアルバムの発売後にコンサートを開催するつもりだったのが、実際の順序は逆だったのだ。
すぐにそれと察した観客の切り替えは早かった。
ホログラムのジェジュンが「今回は前に出したアルバム(『WWW』)とは全体的にちょっと違う曲。みんなはどう思いますか?」と問いかけると、会場に微妙な笑いが沸き起こる。
テンポよく「最高~!」と反応するファンを想像したであろうジェジュンの「はいっ、ありがとうございます!」という元気な返事に爆笑が起きた。
トークの盛り上がりはジェジュンのライブの持ち味だが、この日はそれが予想しない形である意味リアルに再現されることとなった。
代々木ってジェジュンとファンを繋ぐ場所として記憶されてたかもなんですねー
私的には代々木はFallinbowで初ジェジュンみれた大切な場所でもあります
やっぱりジェジュンはファンの顔を見て 反応をちょくに感じていたいんだなあ と思いました。