2003年12月26日
ボーカルグループ「東方神起」は韓国の芸能事務所SMエンターテインメントによって結成された。ユンホ、ジェジュン、ユチョン、ジュンス、チャンミンの5人からなる東方神起は12月26日、SBSの音楽番組「BoA&ブリトニースペシャル」でテレビに登場。BoAとともにクリスマスキャロル『O Holy Night』をアカペラで歌うともに、東方神起単独としてもデビュー曲『HUG』を披露した。
『HUG』は厳密には同年12月7日の「Let’s Make Asianation Concert」でも公開され、また非放送ライブも実施されていたが、 主要メディアにおけるデビューステージは「BoA&ブリトニースペシャル」 であった。したがって12月26日がジェジュンの芸能界公式デビュー日と認識されている。
ジェジュンにとっての東方神起
2009年に東方神起が分裂して以降、ジェジュンが東方神起の名を口に出すことは滅多になくなった。約10年を経過した2019年頃からは比較的話題に出すことが増えたが、それでも非常に少ないことに変わりはない。世間の多くが、彼を東方神起の、または元東方神起のジェジュンとして認識しているにも関わらずである。
メディアに対してだけでなく、東方神起の頃からのファンが多く集うコンサートやファンイベントの場においても同様だ。しかし、数少ない機会にジェジュンから漏れる言葉からは、彼の東方神起に対する強い思いが垣間見えることが多い。
ジェジュンにとって東方神起とは何なのか。それは彼を知る鍵とも言える重要なテーマだが、本人が多くを語らないゆえ、過去の彼のコメントや振る舞いから想像を巡らせるしかない。
当記事では、読者がジェジュンの人物像により近づけるよう、東方神起として活動していた頃の本人のコメントを以下に紹介したい。
東方神起になれたことは、僕が夢見ていた世界が実現したことでした。そこから夢が現実のものとなって、みなさんと出会えたことで、感動や喜びや幸せという、いろんな感情をもらうことができました。きっと、東方神起になっていなかったら、こんな気持ちを知ることはなかっただろうなと思うことが、本当に毎日たくさんあるんです。
雑誌「BARKS+plus」2007年Spring号
(音楽や歌に感じる生き甲斐について問われて)でも、ひとりで唄っていたのでは、そうは思わなかったかも。最初からソロでやってたら、この考えは違うものになっていたと思うんですけど。もし東方神起で唄っていないのならば、大学に行って学生でもいいし、会社員をやっててもいいですよ。東方神起で唄うからこそ意味がある。ジェジュンというソロではなく、東方神起の5人で唄うということに、楽しみや生き甲斐を感じているんです。
雑誌「B-PASS」2008年9月号
東方神起が5人いて、自分がひとりで4人の様子を観るときがあるんです。たとえばツアーのリハーサルのときに、ひとりで客席に行って舞台の上にいるほかの4人を観たときに、“カッコイイ!”って感じるし、“オレも東方神起の一員なんだ”って思ったときに、幸せな気持ちになるんですよね。
雑誌「B-PASS」2009年4月号
DVD
SBS「BoA&ブリトニースペシャル」の『Hug』の映像はこちらに収録されている。
初めてコメントさせて頂きます。一番年代の古いものから拝見させて頂いています。
ジェジュンの東方神起への思いはYouTubeなどでみた昔のTV番組などからも伝わってまいりますが、改めて記事を読ませて頂いて5人でグループを組んで夢だったデビューができた喜びがより深く伝わりました。メンバーを尊敬し大事にする。今でも人と人との繋がりを大事にするスタンスは当時と変わらないのが人間ジェジュンの魅力だと感じました。