2020年12月5日
韓国で初めてのオンラインコンサート。「The Last On-Cert」というタイトルはコロナ禍において今回が最後のオンラインコンサートであるようにとの願いを込めてジェジュンが命名したもの。公演は韓国語で行われるものの国内外から視聴可能であり、生放送で全世界のファンが同時に視聴するライブとなった。
コンサートの予告映像はこちら。
セットリスト
1. 9+1#
2. 僕らが愛すべきものたち (Things to Love)
3. Run Away
4. One Kiss
5. Mine
6. 海の時間 + 脆くて弱い愛を
7. 守ってあげる
8. Just Another Girl
9. Luvholic
10. Kiss B
11. Good morning night
12. Now is Good
韓国でのコンサートは同年1月に開催された2020年アジアツアーのソウル公演から11カ月ぶり。
MCでは同じ空間で観客と会えない無念さをにじませながら、コロナ禍で会えなかった時間をどう過ごしていたかなどの近況を語った。目の前にはいない観客の姿を想像してカメラに話しかけ、スタッフが時折挿入する”偽の”歓声に照れる姿が印象的だった。
セットリストのうち『僕らが愛すべきものたち (Things to Love)』は同年10月に放送されたドラマ『私生活』OSTであり、ライブではこの日が初披露となった。
オンラインライブの難しさ
画面を通して元気な姿を見せ、精一杯観客を楽しませたジェジュンだったが、実際のところオンラインライブは感情移入がかなり難しかったようだ。
当公演の少し後に公開されたWonderwall Art Classで、ジェジュンは「楽しくて幸せそうな顔をしている観客が目の前にいることと、何の表情もないカメラを見て歌うことは次元が違うくらい」と語っている。
本当に大切だと感じたのは、観客の皆の拍手というのが本当に大切で尊いことだったんだって。僕が誰かに拍手を受ける事自体がこんなにありがたいとは…。
(有観客のライブでは)溢れてくる感情の泉を無理押しに閉じる時があります。そして歌の最後の節が終わって「終わった」って心がさっぱりすると思いきや、皆から拍手をもらう時はホントどこかに隠れたくなります。泣きそうで。でもオンラインライブの時はそういう瞬間が全くなくて感動というのが全然違います。
Wonderwall「Kim Jaejoong K-Pop Music Art Class」Chapter 07、2021年