2020年7月29日
本作は2019年9月に発表したカバーアルバム『Love Covers』が日本レコード大賞企画賞を受賞するなど評価が高かったため第二弾が実現したもの。『Lover Covers』が主に平成歌謡で占められていたのに比べ、『Love CoversⅡ』は平成と昭和が半々くらいで、昭和の比率が上がっている。
収録曲
(カッコ内は原曲のアーティスト名)
1.for you …(高橋真梨子)
2.たしかなこと(小田和正)
3.セカンド・ラブ(中森明菜)
4.悲しい色やね(上田正樹)
5.別の人の彼女になったよ(wacci)
6.少年時代(井上陽水)
7.逢いたくていま(MISIA)
8.To me(安全地帯)※FC盤のみ収録
選曲について
昭和61年生まれのジェジュンは主に平成に育ったが、『Love Covers』のリリース以降、テレビ出演時に昭和歌謡のカバーに意欲的に取り組んできた。歌ったのは、チューリップ『青春の影』、美空ひばり『愛燦燦』、安全地帯『ワインレッドの心』など。その結果手応えを掴んだことが、第二弾での昭和歌謡の積極的投入につながったのだろう。
『Love CoversⅡ』の選曲についてジェジュンは次のように語っている。
周りのスタッフさんや友人に意見を聞いたりしながら、自分が歌いたい曲というよりは、何を歌ったら皆様に喜んでもらえるのかを考えて選びました。結構悩みましたが、その分心を込めて歌うことができたと思います。
ジェジュン「自分の曲だったら気楽に歌えるんですけど」カバーアルバムへの思いを語る<インタビュー> | WEBザテレビジョン (thetv.jp)
このコメントをジェジュン史的に捉えるならば、 第一弾の『Lover Covers』 の時と比べて自身の強みへの自覚が深化したといえそうだ。一般的にドライで軽い感情表現を好む平成世代にあっては歌手もあっさりとした歌い方に仕上げる傾向にあるが、ジェジュンはそれとは対照的に情念をしっかり残すタイプである。このような歌への”重い”アプローチは昭和歌謡の魂にも通じるし、現代の他の日本の歌手と比較する中でジェジュンの強みといえるだろう。
メディア出演
当アルバムが発売された2020年7月はコロナ禍にあり、ジェジュンは来日が困難であったため、メディアでのプロモーション活動はかなり限られたものとなった。それでも彼は数少ないテレビ出演やオンラインコンサートの機会に収録曲を少しずつ披露している。
新型コロナに関する寄付
当アルバムの売上の一部は、新型コロナと闘う医療機関を支援するため、10月28日付で国立国際医療研究センターへ寄付された。
Love Covers Ⅱ
遠く離れてしまって 日本に来れない中で J_popをカバーするジェジュン。
JAEFANSへのラブレターなのかなって胸熱でした
選曲がとても良くてどの曲もジェジュンが歌うと情景が浮かびます
Love Covers第二弾はより渋い選曲ですよね~。曲の良さが再発見できて、ジェジュンのカバーが絶賛される理由がよく分かります☺