2004年11月23日
日本進出にあたりエイベックスと契約した東方神起は、来日記念シングル『HUG -International Ver.-』をrhythm zone(エイベックスのレコードレーベル)から発売した。
レコーディング・PV撮影
当シングルの制作は2004年9月頃から始まり、メンバーたちはレコーディングとPV撮影(撮影地はディファ有明)を行うために初めて来日した。メンバーたちはこの頃はまだ日本語が上達しておらず、日韓の業界慣行の違いに初めて触れながら、期待と不安が混じった気持ちで過ごしていたようだ。
レコーディングは9月くらいに行なわれたんですけど、そのとき初めて日本に来たし、海外でのレコーディングも初めてでした。最初は緊張と不安でいっぱいだったんですけど、日本のスタッフの皆さんがとても親切にしてくれたのでスムーズにいきました。(ジェジュン)
韓国から要注目の5人組登場!! 東方神起がついに日本上陸! | BARKS
韓国のミュージック・ビデオは何日も日にちをかけて撮影するんですけど、日本では一日で撮りきってしまったので、それには本当に驚きました。
夜景に感動したのも覚えてます。夜、東京タワーに電気がついたのを見たときは本当に感動しました。韓国の夜景とは違って新鮮でした。(ジェジュン)
ソニー・マガジンズ『東方神起 Tomorrow-000777days-』2006年
来日記者会見
東方神起はリリースイベントを始めとしたプロモーションのため、11月23日に再び来日。メディア向けの“公式来日”としてはこの日が初来日とされる。
11月23日12時13分、東方神起が成田空港に到着すると約300人のファンが出迎え、続いて成田空港内の一室で来日記者会見が開催された。
記者会見では、第一声で「こ~♪お~♪お~♪ こんにちは、東方神起です♪」とアカペラで挨拶。この挨拶はメンバーが記者会見の直前に発案したものであった。
この時の舞台裏映像が後日に音楽情報サイトBARKSで掲載され、そこには記者会見の直前、控室で緊張した面持ちで日本語の挨拶の練習をするメンバーたちの姿が映っている。
リリースイベント
シングル発売は11月25日。発売後すぐに全国5都市(東京・横浜・名古屋・大阪・福岡)のレコード店を回り、リリースイベントに出席した。インストア・イベントは韓国ではほとんどないため東方神起にとって初めてで、この時アカペラを少し披露したという。
この時の各地の巡回は、メンバーらにとって日本のおいしい食べ物との出会いの連続だったようだ。
いろんなおいしいものを食べたのも思い出深いです!名古屋の天むすは本当においしかったです!
横浜で食べた中華料理も本当においしかったです。本当に全部おいしい思い出ばかりです(笑)各地でファンの皆さんに会えて、おいしいものをいっぱい食べることができて幸せでした。(ジェジュン)
ソニー・マガジンズ『東方神起 Tomorrow-000777days-』2006年
後に東方神起の日本活動において各地の食べ物ネタはライブのMCやインタビューの定番となるのだが、その最も古い起源はこのリリースイベントにあったといえる。
CD・DVD
『HUG -International Ver.-』のPVはエイベックスの公式Youtubeに掲載されていないため、当シングルに付属するDVDでしか観られない。本品にはメンバーと音楽プロデューサー 松尾潔氏のスペシャル対談が紙面で封入されており、その内容はグループ結成時の正直な心境や各メンバーの好きな音楽など貴重なものとなっている。
PV撮影、来日記者会見、リリースイベントの模様はDVD『History in Japan Vol.1』で見ることができる。
東京タワーのあかりに感動してくれたんだ …
なんだかその頃の日本での期待に応えようとがんばる気持ちと日本と韓国との違いへの戸惑いの中
東京タワーや天むすに心を留めるジェジュンに胸いっぱいになるエピソードですね
東京タワーに明かりが灯った瞬間のジェジュンの気持ち、なんだかすごく分かる気がしますよね。私も大好きなエピソードです💛