東方神起 日本シングル『My Destiny』

2005年11月2日

『My Destiny』は東方神起の日本で3作目のシングル。

収録曲

・My Destiny
・Eternal

『My Destiny』は、一年前に『HUG』で来日した時に仮のレコーディングが行われていた。しかしその時はメンバーらが日本語を学び始めたばかりであり、歌いこなすことが難しく発表に至らなかったという。今回の正式なリリースにあたっては、改めて韓国でレコーディングされたものが発表された。

彼女との別れの中で苦しむ主人公の想いが描かれた歌詞がとても悲しく心に響きました。(ジェジュン)

雑誌「WHAT’s IN?」リリースインタビュー(『TOHOSHINKI Fantasy★Star 04-09』収録)

夢で逢えたら、それだけでいい、それだけがいい~♪(歌い出すジェジュン)。あぁー、ここはイイですねぇ。一番好きな部分です。でも、本当に切なくて泣きそうになります。はぁ(ため息)。(ジェジュン)

東方神起、待望の3rdシングル「My Destiny」 インタヴュー編 | BARKS

『Eternal』は『My Destiny』とは対照的なハッピー・エンドの曲。この曲も来日して間もない頃に仮のレコーディングが行われていたものだ。

この曲は僕達が日本に来て間もなく貰った曲でもあったんですが、最初のときと今回のレコーディングしたときと歌詞が変わったんです。それもあって、歌詞を覚え直すのがとても大変でした。(ジェジュン)

東方神起 スペシャルインタビュー! アルバム全曲紹介 (archive.org)(2006年4月エイベックス東方神起HPのアーカイブ)

こっちの曲も、全員の発音が前より格段によくなったので、レコーディングも、すごくうまくいきました。(チャンミン)

雑誌「B-PASS」2005年12月号

右膝の怪我と闘いながらの撮影

PV撮影は9月27日、韓国でアルバム『Rising Sun』のプロモーション活動が進むハードスケジュールの中で行われた。日本のPVとしては初のロケで、撮影地には群馬県の結婚式場ザ・ジョージアンハウスが選ばれた。

ジェジュンは右膝を負傷しており、ダンスシーンには参加していない。ジェジュンは衣装のフィッティングでズボンを穿き替えるのも痛みを感じるほどであったが、撮影では松葉杖を突かずに頑張り、メンバーを感動させたという。 

ジャケット写真撮影も、メンバーの肩を借りて参加し活動に支障を与えないように必死に頑張っていた。後にジェジュンはこの撮影を振り返って次のように語っている。

あのジャケットを見るたびに思い出します。つらかったというより悔しかった。みんなと一緒に行動できない自分に対して悔しくて。(ジェジュン)

雑誌「CDでーた」2009年7月号

来日して一年が経過

この頃メンバーらは来日時に比べて日本語が上達し、歌に感情を込めたり、スタッフとのコミュニケーションがスムーズになってきていた。

この頃、「音流」のロケで富士山に行ったんです。遠足で来ていた中学生たちとすれ違ったんですが、東方神起を知らなくてとても残念でした。

日本でもだんだん僕たちの名前を知ってくれる人たちは増えましたけど、まだまだ頑張らなくちゃいけないなと思いました。(ジェジュン)

ソニー・マガジンズ『東方神起 Tomorrow-000777days-』2006年

上記のインタビューでジェジュンが挙げた「音流」の富士山旅行は2005年12月13日に放送された。

この小旅行で、メンバーらは富士山の五合目まで車で登っていく。道中では双眼鏡で風景を眺めたり、おみくじをひいたり、お土産物で遊ぶなど、ほのぼのとしていてごく普通の学生の小旅行のようだ。ジェジュンは車中から見える雲海に「お!雲が!!おぉ~」と感動している様子だった。

ゲームにはまる

富士山旅行からは、メンバーらが初めて見る色々なものに触れながら、日本の文化や習慣を吸収していたことが伺える。

しかし、プライベートで自由に出歩けるほどには馴染めていなかったようだ。後年、ジェジュンはジュンスとラジオで共演した際、この頃を懐かしそうに振り返っている。

ジェジュン:(“アイオン”というゲームに)めっちゃハマってたよね。

ジュンス:僕たち二人だけハマってたよね?他のメンバーも一緒にやってたけど、だんだん辞めていって、二人だけで1年間ハマってた。

(中略)

ジェジュン:『My Destiny』のPV撮影の時に、控室でずっとゲームしてるから、スタッフさんが頼むから止めてって。僕たち二人でずっと(ゲームを)やってたから。でも当時、僕たちの唯一の癒しがゲームだったんだよ。

ジュンス:外にも出れなかったし、言葉も通じないから。

ジェジュン:それしかなかったよね。

Naver Now「近所の青年」2021年9月13日放送

鍋料理企画

雑誌「WHAT’s IN?」の連載企画では、秋と冬を味わう企画として、メンバーらが日本の鍋と韓国の鍋を作り比べることとなった。

料理が得意なジェジュンは、取材前日から準備する材料の確認をしたり、コチュジャンの銘柄選定をするなど本格的。そして当日。(中略)メンバーが手分けして材料を切っていき、韓国の鍋はジェジュンがキムチで下味を整えていきました。

が、ここで「ん~。このキムチは鍋には良くないです。チゲ鍋をするときのキムチは、ちょっと酸っぱいほうがいいんです。ここはポイントですから。皆さんもチゲ鍋を作るときはキムチにはこだわってくださいね!」とシェフ・ジェジュンからこだわりのひと言が。

雑誌『WHAT’s IN?』2005年12月号

当時10代のジェジュンには、すでに料理に関して確立した流儀があったようだ。その後もテレビ等で料理の企画がある度に独自のこだわりを披露している。ジェジュンの料理哲学やそのルーツについて、詳細に語られる日が来ることを願いたい。

CD・DVD

CDのみのバージョンには、『My Destiny』の通常バージョンとアカペラバージョンが収録されている。裏ジャケットが数種類ある点に留意されたい。

DVD付きのバージョンにはPVとインタビューの映像が収められている。こちらも裏ジャケットが数種類ある。

PV撮影の模様は以下のDVDにも収められている。

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