2005年4月27日
『Stay With Me Tonight』は東方神起の日本で最初のシングル。東方神起はこの前年に来日記念シングル『HUG -International Ver.-』を発売しているが、『HUG -International Ver.-』は来日記念盤としての扱いのため、本作が日本におけるデビューシングルとして認識されている。
収録曲
・Stay With Me Tonight
・Try My Love
『Stay With Me Tonight』のPVはこちら。(PV撮影地は埼玉スーパーアリーナ)
『Stay With Me Tonight』はテレビ朝日『草野☆キッド』と日本テレビ『三宅裕司のドシロウト』のエンディングテーマに採用された。
初めての日本語でのレコーディングの難しさについて、ジェジュンは次のように語った。
韓国の歌詞は気持ちがストレートで分かりやすいんですけど、日本語の歌詞は気持ちの裏側みたいなところが書かれているから難しくて、一度では理解できなかったんで、何度も読み返して考えたんです。(ジェジュン)
東方神起、初の日本語レコーディングで待望のシングル「Stay With Me Tonight」登場! | BARKS
『Stay With Me Tonight』 と『Try My Love』の制作に関わった音楽プロデューサーの松尾潔氏は、後年、この頃の東方神起を振り返って次のように述べている。
メンバーたちの潜在能力の高さにすぐ気づいたぼくは、期待が肥大化していくことが抑えられず、レコーディング現場ではリクエストの度合いを高めていった。
五人は、韓国にはあまりないタイプのメロディーを喉に馴染ませることに苦労し、ぼくがつくる日本語詞の発音に難儀した。ときには涙を流すこともあった。
レコーディングに手詰まりを覚えたときは、きまって全員の好物である豚カツ弁当を取り寄せて一緒に食べた。満腹になりさえすれば、笑顔を取り戻すことができる。そんな若さが眩しかった。
雑誌「サンデー毎日」2021年4月25日号
プロモーション活動
4月下旬から5月初旬にかけて、首都圏のラジオ番組を回り、公開生放送でゲスト出演を行った(BayFM、Tokyo FM、J-WAVE、NACK5等)。
雑誌の取材は音楽雑誌(WHAT’s IN?、PATi PATi、Songs、ARENA37℃)と女性向け雑誌(Junie、Ray)が中心。東方神起は通訳を交えつつも、できるだけ日本語でインタビューに答えた。
また、当シングルCDの発売を記念して、ファンとの交流イベント 名刺交換会 も実施した。
日本で初めてのライブ
4月22日、東方神起はJ-WAVEが主催する無料音楽ライブイベント「J-WAVE MUSIC GARDEN」に出演した。これが東方神起にとって日本で初めてのライブであった。
会場は六本木ヒルズアリーナ。アリーナといっても横浜アリーナのようなホールではない。六本木ヒルズを訪れたことのある人なら分かるだろう、あの六本木ヒルズの中央に位置する屋外のイベントスペースだ。
この時の観客は70人ほどであったと言われている。その中には、東方神起の来日を聞いて駆け付けた東方神起のファンもいた。
東方神起が歌ったのは『My Little Princess』(アカペラ)、『Hug』、『Stay With Me Tonight』の3曲。 このライブの様子はDVD『History in Japan Vol.1』で見ることができる。
5月5日には、FM横浜が主催する「Fヨコ祭り」に出演。会場は横浜ランドマークタワーの中央、吹き抜けにあるイベントスペースだ。
曲目は六本木ヒルズアリーナの初ライブと同じ3曲。この時、ジェジュンが『My Little Princess』のアカペラの歌い出しで本来よりも1オクターブ高く歌い始めてしまい、メンバーが歌いきるのが大変だったという。
日本で初めてのテレビ生放送
5月7日、MUSIC ON TV!の「M-ON! Make On The Holiday」に出演。抽選で選ばれたファンが観覧する中、メンバーらは司会者の質問に笑顔で答えた。
CD・DVD
『History in Japan Vol.1』にはジャケ写&PV撮影、雑誌取材、六本木ヒルズアリーナの初ライブ、名刺交換会などが収録されている。
『History in Japan Special』にはジャケ写&PV撮影、横浜ランドマークタワーのライブでの1オクターブ高いアカペラ、ジェジュンがカツ丼の替え歌を歌う可愛すぎるシーンなどが収録されている。